こんにちは!
自分を信じる力が育つ心のレッスン心理セラピスト 池田りかです。
仕事やプライベートで「なぜこんなにモヤモヤするんだろう…」と感じたこと、皆さんもあるのではないでしょうか?
特に、どんなことも熱心に取り組む頑張り屋さんほど、この「答えが出ないモヤモヤ」に悩まされることが多いのではないでしょうか?
「もっと頑張らないと」「今すぐ解決しなきゃ」と追い詰められるとき、頭の中で堂々巡りになってしまい、むしろ効率が落ちてしまうことも。そんな時に役立つのが、「ネガティブ・ケイパビリティ」という考え方です。
ネガティブ・ケイパビリティとは?
ネガティブ・ケイパビリティとは、イギリスの詩人ジョン・キーツが提唱した概念で、「曖昧さや不確実さに耐える力」を意味します。通常、私たちは問題に直面したとき、すぐに解決策を見つけたくなります。しかし、人生の中には、簡単に解決できない問題や、そもそも答えのない状況が存在しますよね。このような状況に直面したとき、あえて答えを出そうとせず、その曖昧さをそのまま受け入れられる力が「ネガティブ・ケイパビリティ」です。
キーツはこの考え方を通して、「すべてのものを完璧に理解することはできない」という視点を持つことの大切さを説きました。この力を持つことで、むしろ余裕が生まれ、自然と心にゆとりができるのです。
「すぐに解決しない状況」を受け入れる力
例えば、仕事でプロジェクトが難航したり、キャリアについての不安を感じることがあると思います。私たちの多くは、問題に直面したとき「早く解決しなければ」と焦り、答えを出そうと頑張ります。早く答えを出す、すぐに解決することが仕事において、高い評価が得られるからかも知れません。しかし、時には答えが見つからないこともありますし、焦っているときこそ「とりあえずの結論」に飛びついてしまい、かえって後悔することもあるのではないでしょうか。
そんなとき、ネガティブ・ケイパビリティを意識し、あえて「今は答えを出さなくてもいい」と受け入れてみるのも一つの方法です。曖昧さやモヤモヤを抱えることに耐えることで、頭の中が冷静になり、後になってより良い解決策が見つかる場合も少なくありません。ビジネスシーンでも、答えが出ない状態に慣れ、長期的な視野で見つめることで新しい発想が生まれるのです。粘り強さ、忍耐、またはそのままにしておくことができる、これも評価されるべき能力なのです。
自分を追い詰めず「モヤモヤと付き合う」練習
答えが出ないと不安になるのは、頑張り屋である皆さんほど強く感じるものかもしれません。でも、心の健康を保つためにも、答えを出さずに「モヤモヤ」をそのまま持ち続ける練習が大切です。
まず、「このままでもいい」と自分に許可を出しましょう。
すべてを解決しよう、すぐに答えを出そうとしなくてもいいのです。仕事でもプライベートでも、自分を追い詰めず「今は答えが見つからなくてもOK」と考えるだけで、少し心が軽くなることを実感できるかもしれません。
さらに、モヤモヤを抱えたままでいることは、実は感情を整理する時間を取ることにもつながります。この感情を無理に解決するよりも、じっくりと感じ続けることで、自分の中で自然に答えが出てくることもあります。
たとえ解決策が見つからなくても、「こんな風に感じているんだな」と受け止めることができれば、それ自体が心の成長です。
まとめ:ネガティブケイパビリティを取り入れるとどうなる?
ネガティブ・ケイパビリティを身につけることで、私たちは曖昧さを許容し、心に余裕を持てるようになります。不安な気持ちに流されず、今の自分を否定しないでいることで、新しい自分の発見につながることもあるでしょう。
忙しい日々の中で、すぐに答えが出ないこともあるのは当たり前です。ぜひ、自分に「今すぐ答えを出さなくてもいい」と許し、ネガティブ・ケイパビリティを少しずつ育ててみてください。心が楽になり、モヤモヤしていた自分を受け入れられるようになるでしょう。皆さんがより自然体でいられるためのヒントになれば幸いです。
もしひとりで取り組むのにご不安があればLINEでお聞かせください。
心のナチュラルレッスンは、カウンセリングが全く初めての方が安心できると好評の授業形式のセッションです。詳しくはお試しカウンセリングでご案内しています。気軽にお申し込みくださいね✨
お友だち追加お済みですか?
心のナチュラルレッスン LINE公式
ー 最新情報・メンタルヘルスケア 配信 ー